或る所に歌の大好きな二羽のコワトリがおりました。
二羽は別々に歌い、周りの生き物と平和に暮らしていました。
来る日も来る日も楽しく満たされていましたが、
本当は夢の世界で叫んでいるだけでした。
ある朝、寄り添った二羽のコワトリのこころに、
【わけあい】の言の葉っぱが触れゆっくりとじっくりと目を覚ましました。
そして自分が起こしてもらったように、誰かの心地良い目覚ましを囀るため、
二羽のコワトリは安住の巣からこわごわと飛び立ちましたとさ。
つづく
或る所に歌の大好きな二羽のコワトリがおりました。
二羽は別々に歌い、周りの生き物と平和に暮らしていました。
来る日も来る日も楽しく満たされていましたが、
本当は夢の世界で叫んでいるだけでした。
ある朝、寄り添った二羽のコワトリのこころに、
【わけあい】の言の葉っぱが触れゆっくりとじっくりと目を覚ましました。
そして自分が起こしてもらったように、誰かの心地良い目覚ましを囀るため、
二羽のコワトリは安住の巣からこわごわと飛び立ちましたとさ。
つづく